ガチでオススメ！食わず嫌い勿体ない！営みゲームの至高の異端作品！おやぢシリーズ！

1990年代から2000年代にかけてエルフ様よりリリースされたおやぢシリーズ。
現在でもダウンロードで販売されており根強い人気を誇るゲームです。
今回は異端の名作おやぢシリーズをご紹介！！
このシリーズでは「おやじ」ではなく「おやぢ」となっています。
エルフ様の作品はおやぢという表記をするのもポイントです。
この手のゲームではイケメンではなくとも、主人公がゲンキハツラツのちょっとヤンチャな感じだったりするのですが。
このシリーズでは小汚いおやぢが主人公。
しかしこのシリーズ、ゲーム性が非常に強く、予想の斜め上を行くストーリーに驚愕します。
未プレイの方は是非！
ゲーム性、グラフィック、音楽にシナリオ。すべてにおいて高クオリティーの作品となっております。

遺作
初回リリース：1995年8月25日
Windows：1997年5月30日
Windowsリニューアル版：1999年2月26日
Mac：2000年3月31日
FANZA：2007年5月1日

「考えて、解く。」これがキーワード。フロッピー７枚組の製品。
ゲーム性が非常に強い作品なので、ゲームが好きというユーザーにもオススメの逸品であり、脱出系アドベンチャーゲームの先駆的作品です。

当時はまだ携帯できる通信機器が一般的ではなかったため、プレイヤーは主人公の小暮健太となり、仲間たちとの会話や校舎内の散策で入手したアイテムを使って行動範囲を広げ、桜蘭学園の旧校舎からの脱出を目指します。
薄暗い校舎の中を自分目線で移動し、情報やアイテムを探しながら校舎からの脱出を試みる脱出ゲーム。
途中の会話や行動によっては仲間が行方不明になることがありますが、その場合は通常のアイテムだけでなく、遺作が行方不明になったヒロインを陵辱するシーンが収められたビデオテープが落ちていることもあります。

物語は桜蘭学園が夏休みの8月に入ったある日、小暮健太のもとに1通のラブレターが届くところから始まります。
しかし、待ち合わせ場所となっていた旧校舎の5階に行くと、他にも同じような手紙に引かれて集まった人々がいました。
健太は自分が悪戯で手紙を送ったと疑われますが、その間に出口は施錠され、彼らは旧校舎に閉じ込められてしまいます。
そして、その校舎には伊頭遺作が潜んでいたのです。

取り壊しを待つだけの旧校舎は、窓も全て板でふさがれており、出口が施錠されてしまったため、外部との連絡手段もありません。
健太たちはこの状況から脱出し、さらに1年前に校内で起こった女生徒殺害事件の真相を解明するため、外界への道を模索し始めます。

臭作
初回リリース：1998年3月27日
DVD版：2001年10月26日
FANZA：2017年10月10日

「メキ共め、みんなして俺の美学を踏みにじりやがって…」自らの容姿も省みず、平凡な管理人を装いながら、密かにある計画を思いつきで企てていた。CD-ROM１枚の製品。
前作の『遺作』と異なり、「臭作」は主人公としての登場である。
プレイヤーに話しかけて来るこのスタイルはここで初めて登場した。

名門音楽学校である粛正音楽学院の女子寮に、鬼畜男・臭作が偽の管理人として潜り込むことに成功するところから物語は始まる。
しかし、彼の身元が女教師にばれそうになり、それをきっかけに臭作は寮の7人の女子寮生をターゲットとした「たくさん写真を撮って女の子を脅しちゃうぞ、作戦」を実行に移します。
さらに、女教師も睡眠薬を使って監禁し、計8人の女性を陵辱することを企てます。

ゲームの期間は土曜の午後5時から月曜の午前5時までの36時間で、臭作の行動は1時間ごとに15分単位で4回分設定される「O・Y・G・S」（おやぢ四段積みシステム）というシステムが採用されています。
デジタルカメラやデジタルビデオを寮の特定の場所に設置することで、弱み握ることが可能です。
それを利用して、ターゲットを攻略することができます。
ただし、弱みが不十分なままだと脅迫しても逆に相談され、ゲームオーバーになってしまいます。
カメラの設置と撤去は、他の誰もいない場所で行う必要があります。
また、カメラやビデオの作動時間は短いため、ターゲットの行動パターンを把握し、的確に弱み握るがポイントとなります。

営みシーンでは、臭作と相手のからみを客観的に見る第3人称視点と、臭作の視点で見る第1人称視点のいずれかを選択することができます。
これが後半のシナリオで重要な役割を果たしています。また、特定の時間帯には食事や風呂の用意されている時間帯もあります。
午後6時から午後7時は夕食の時間、午前8時から午前9時は朝食の時間、午後8時から午後9時は風呂の時間となっています。
食事作りや風呂の準備にかける時間の選択によって、キャラクターの行動が変化することもあります。

キャラクターの行動パターンにはランダム性はなく、臭作が同じ行動を取れば必ず同じ反応が起こるように設定されています。
つまり、臭作が別の行動をすると展開も変化します。
例えば、食事に媚薬を混ぜると特定のイベントが発生し、友人関係にあるターゲットの片方をぶっ壊れ状態にするともう片方の行動が変化するなど、
細かい設定が施されており、一貫性が保たれており破綻した部分はほとんど見られません。
寮内の移動先は各時間帯ごとにスケジュール表に記録されるため、ゲームオーバーになりつつも繰り返しプレイすることで、攻略情報を自動的に蓄積することができます。

臭作というゲームの恐ろしくもあり名作なのは純愛ゲームという所だ。
初見でプレイでこれを予想できたプレイヤーはいるのだろうかという点。
裏ルートのストーリーの破壊力が凄すぎる。
仮想の世界と現実の境界線、きっとあなたもモニターに手をっとこれ以上は止めておきましょうｗ
ネタとしては有名だがまだプレイをしていない人もいるかもしれないのでネタバレは伏せときます。（コメントでも止めてください）

鬼作
初回リリース：2001年3月30日
DVD版：2001年9月28日
FANZA：2011年4月28日

「俺はお前で、お前は俺なんだよ…」製薬社員寮の臨時住み込み管理人からの仕上がるサクセスアドベンチャー！CD-ROM２枚の製品。
代表取締役の座を辞して、1クリエイターに戻った蛭田昌人（ひるたまさと）氏が世に送り出した作品。
こんなの期待しかないじゃないかっ！！！というほどの期待をしてしまった作品。
期待を裏切ることなく1990年代後半から泣きゲーを中心にした純愛系が営みゲームの主流を占める中、年間10万本のセールスを記録する大ヒット作となった。

今更だが毒島のVtuberもどきのキャラクターは鬼作さんを物凄くイメージしております。

伊頭家の末弟である鬼作は、次兄の臭作の死亡を新聞で知ります。
彼は兄たちに見下されていた自分に対し、「オレは兄貴たちのようにはならない」と誓う。
そんな中、新聞の下に杉本製薬社員寮の臨時住み込み管理人の募集広告を見つけます。
これが自分にとっての天佑（てんゆう）だと思った鬼作はすぐに応募し、面接官に渋い顔をされながらも採用されます。
こうして鬼作は杉本製薬とその関係者を自らの鬼畜の美学を達成するための生け贄として狙い始めるのです。

前作変わって、暴力的で残忍な遺作、卑劣で狡猾な臭作とは対照的に地道な調査と巧みな口車で相手を追い込んでいきさりげなくチャンスを掴み、ヒロインの後ろめたい秘密と弱みを見つけ出して脅迫することが重要な要素となっています。
また、管理人としての役割だけでなく、営業マンとしての活躍も求められます。
シナリオの選択肢をただ単に選ぶだけではエンディングにたどり着かないような工夫が施されています。
2001年9月28日にDVD版がリリースされ、2011年4月28日にはアニメーションを追加した『鬼作アニメーション追加完全版』がFANZA様から独占販売されました。

このゲームの特に見どころは、鬼作のキャラクター。
自ら「気さくな鬼作さん」というだけあり、遺作や臭作に比べ、かなり気さくな愛嬌のあるどこか憎めないキャラクターになっている。
だが鬼畜もんなのでカタにはしっかりハメてきます。
お笑い要素も強く、鬼畜行動も善い行いになる事が多く、今までのおやぢシリーズとは世界観がかなり違う。
そして前作同様こちらにも裏ルートが存在しており、ある事をすると裏ルートに突入する。
メインのシナリオとはうって変わっての変貌のシナリオ、ネタバレは伏せるが感動して泣いた。
これだけは言える。

名作何処の騒ぎじゃねぇ！！素晴らしすぎる作品！

小汚いおやぢの営みゲームだからって敬遠するには実にもったいない名作です。

ちなみにこれが遺作のヒントカードとなります。
写真提供：はんだネコ様（@kuma_neko24）